広島地裁で「戦争法」違憲訴訟第1回口頭弁論

 

原告3人、「戦争は絶対にダメ」と意見陳述 


  安全保障法制は違憲だとして国を相手に9月に提訴した訴訟の第1回口頭弁論が12月21日午後3時から広島地裁302号法廷で開かれ、原告代表の3人が「戦争は絶対にダメ」「集団的自衛権の行使は憲法違反で許されない」と、それぞれの思いを約1時間にわたって意見陳述した。
 この日は、最初に弁護団の松岡幸輝事務局長が、安全保障法制は憲法9条に違反し、集団的自衛権の行使容認は海外に派遣される自衛隊員はもとより原告ら国民の平和的生存権を侵す―との訴状要旨を述べた後、原告団長の杉林晴之さん、被爆2世の上川ひとみさん、戦争体験者の松本英隆さんの3人が、原告団165人を代表して意見陳述した。
 杉林さんは、「いかなる理由があろうと先制攻撃をしてはならない。世界の国々が専守防衛に徹すれば戦争はなくなる」と訴え、同年代の松本さんも集団的自衛権の行使は憲法違反で、国民生活を脅かすことは明らかだと陳述した。また被爆2世の上川さんは、「戦争はすべての幸せを奪う。私には子どもたちの笑顔を守る責任がある」と親としての責任を語った。
 いずれも自分自身や親たちの戦争体験に基づく話。戦争を知らない裁判官に、戦争の悲惨で非人間的な実態を語った。今回の安保法制が国民主権の原則に反し、立憲主義を逸脱、裁判所がその職責を発揮して国民の負託に応えるよう訴えた。
 南スーダンPKOに自衛隊が派遣され、「駆けつけ警護」などの新任務が付与されたため、原告側から第2次訴訟を追加することを通告、次回を来年3月8日午後4時からと決めてこの日の公判は終わった。
 この後、弁護士会館に会場を移し報告と討議集会を開いた。最近の裁判は書面審査による形式主義が広がっている。法廷を見守る多くの世論を背に裁判官に肉声で訴える口頭弁論、意見陳述がいかに大切か、山田延廣弁護団長がこの日の公判意義を強調、報告した。そのうえで、今回の裁判が立憲主義を無視する国政・安倍政権との闘い、国民運動と一体の意義が強調され、第2次原告団200人の拡大など今後の取り組みが確認された。(写真下)裁判所法廷に向かう訴訟団           (16.12.22)


 

 これからの

    のこと    

2017年1月3日(火)

■「アベ政治は許さない」スタンディング 午後0時30分~

■ 午後1時。広島市本通電停青山前

■ 呼びかけは、広島県9条の会ネットワーク、秘密法廃止!広■ 島県ネットワーク



◆下のチラシは 2016年12月から使用しています



 

        ■これからの

    のこと    

 

●12月3日(土)「アベ政治は許さない」の「3の日」スタ■ ンディング・パフォーマンスがあります。午後0時30分■ ~1時、広島・本通り電停、「洋服の青山」前。呼びかけ■ は、広島県9条の会ネットワーク、秘密法廃止!広島県ネッ■ トワーク

12月19日(月)「19日の日」行動があります。

■ 午後5時30分~6時30分 本通り電停、「洋服の青山」前

■ 主催は、ストップ!戦争法ヒロシマ実行委員会



 

   ■これからの

    のこと    

 

■ ●11月15日(火)に南スーダン自衛隊への「駆けつけ警  ■ 護]に抗議して緊急宣伝を行います。

■ 午後5時30分~6時30分、広島市本通り電停、洋服の青山前

■ ●11月19日(土)には「19日の日」行動があります。■ この日は土曜日ですから、時間を繰り上げ、午後2時から、■ 約1時間。本通り電停、洋服の青山前

■ ●主催はいずれも、ストップ!戦争法ヒロシマ実行委員会



 

カンパのお礼

 

 11月11日の「ヒロシマ行動」で、参加者のみなさんから万7,978 のカンパが寄せられました。ありがとうございました。宣伝チラシ、横断幕の作成など、大切に使わせていただきます。 


 憲法違反の自衛隊派兵反対、即時撤退を

 

広島市内を300人がデモ

 

 ストップ!戦争法ヒロシマ実行委員会主催の行動が11月11日、広島市内で開かれた。原爆ドーム前には300人の人が集まり、南スーダンから自衛隊を撤退させるよう訴えた。集会は儀保唯弁護士の司会で始まり、主催者を代表して秋葉忠利前広島市長が「南スーダンに行ってみたら、行っていたのは自衛隊だけだったということになりかねない。憲法を守らせる闘いを続けよう」とよびかけた。また、安保法制違憲訴訟広島の会事務局の宮井誉子さんは、全国18の都道府県で違憲訴訟の提訴または提訴準備されていると報告。政府を包囲していくために訴訟の支援を訴えた。最後に10月30日の「自衛隊を南スーダンに送るな青森集会」に参加したピースリンクの新田秀樹さんが「新任務を加えられた自衛隊を行かすまいと、寒い中、1000人が参加した。自衛隊員の母親の痛切な訴えが心に響いた」と報告した。

 このあと参加者は、にぎわう金座街や本通りなどの繁華街をデモ行進し、市民に訴えた。(写真下)

 なお、「駆けつけ警護」の新任務付与決定が予想される11月15日(火)の午後5時半から、広島市本通り電停前でヒロシマ実行委員会主催の街頭宣伝(1時間)を行うことになっている。


 

戦争法発動反対!

 

自衛隊は南スーダンから撤退を!

  

  11月11日(金)原爆ドーム前からヒロシマ行動

 

 11月11日(金)午後6時から「戦争法発動反対!南スーダンから自衛隊は撤退を!ヒロシマ行動」が行われる。主催は、ストップ!戦争法 ヒロシマ実行委員会。午後6時、原爆ドーム前集合、午後6時30分にデモ出発。相生通を東進、福屋手前の八丁堀西交差点右折、金座街・本通アーケード西進し元安橋西詰で解散する。行動では、「南スーダンPKOから自衛隊は直ちに撤退せよ!」「自衛隊は、他国の人を殺すな!」「新たな派兵はやめろ!」などを訴える。


個人の苦しみに応えてくれる憲法

 

11月3日(木・祝)憲法のつどい

 

 11月3日(木・祝)午後1時30分から広島YMCAホールで「2016憲法のつどい・ひろしま」が開かれる。広島県9条の会ネットワーク主催。共催、ひろしま医療人・9条の会。
 「個人の尊厳の尊重から、憲法の価値を考えよう」をテーマに、広島大学で憲法を教えている横藤田誠(よこふじた・まこと)教授が講演する。横藤田さんは、生後7カ月で脊髄性小児まひ(ポリオ)に感染し、5歳から肢体不自由児施設や養護学校で学び、「みんなと違う自分」を意識する中、日本国憲法が個人の苦しみに無関心ではないと知り、感動した。

 参加費999円。障害者・高校生以下は無料。手話通訳と保育あり。(保育は要予約)

 


 

 ■これから

    のこと    

■ 11月3日(木・祝)「アベ政治を許さない」スタンディ■ ング 午後0時30分~午後1時。広島市本通電停青山前

■ 呼びかけは、広島県9条の会ネットワーク、秘密法廃止!広■ 島県ネットワーク

 



「19の日」行動に36人が参加

 

  10月19日、10月の「19の日」行動としてストップ!戦争法ヒロシマ実行委員会主催の街頭宣伝が、広島市本通り電停前で行われた。従来、2か所に分かれていた行動を1か所にした。参加者は36人。

 行動では戦争法の廃止、発動反対、南スーダンの自衛隊撤退を訴え、500枚のチラシを配布した。(写真=歌を交えて市民に訴える街宣参加者) 


 

これから

    のこと    

■ 10月19日(水)には「19の日」行動として、街頭宣伝を■  行います。午後5時30分から6時30分まで、広島市本通り■  電停、洋服の青山前です。

■  「19日の日」行動は従来、2か所で行っていましたが、■  今回から、本通りのみとします。お間違いのないようお■  願いいたします。

■      主催:ストップ!戦争法ヒロシマ実行委員会




総がかり行動実行委集約署名

 

1580万筆を提出

 

 総がかり行動実行委員会は10月5日、第1次提出(5月19日)後に届いた「戦争法」廃止を求める署名230万筆を、野党4党と1会派の代表に国会内で手渡した。提出署名は第1次分と合わせて1580万筆になった。総がかり行動実行委員会の小田川義和さんは「署名に託された市民の皆さんの思いを真正面から受け止め、本気で共闘を」と「廃止」に向けた野党の奮闘を期待する挨拶をした。                                              (16.10.6)


2000万人署名 合計 301,034筆

 

広島県内の署名活動を終結!

 

 ストップ!戦争法ヒロシマ実行委員会が、去年の11月から取り組んできた2000万人署名は9月末をもって終了しました。事務局の集計で、実際に用紙が届いた署名は25,882筆、各団体が集約し総がかり実行委員会に送付したと報告があった署名は275,252筆、総合計301,034筆でした。呼びかけにこたえて行動された皆様に心からお礼を申し上げます。      (16.10.5)


「戦争法」強行から1年

 

豪雨のなか 「廃止」訴え市民が行動

 

「戦争法」の強行可決から1年を迎えた9月19日、広島市内では「ストップ戦争法!ヒロシマ実行委員会」のメンバー約130人が、中区の2か所でリレートークやビラを配って「戦争法を即刻廃止へ」と訴えた。
 八丁堀交差点では「戦争に反対するママの会」の近松直子さんが「子どもたちの未来のために、9条まもれ!」の横断幕を掲げて「あの日から1年…私たちは忘れない、あきらめない。安保関連法『廃止』まで」とスピーチ、県労連議長の川后和幸さんら6人が次々にマイクを取り、台風接近の風雨の中、足早に行き交う市民らに訴えた。
 中区本通りアーケード街では「戦争をさせないヒロシマ1000人委員会」の金子哲夫さんや秋葉忠利さんらが、「71年の平和な時代を引き継ぐことが私たちの役目」「平和を愛するなら安保法に反対しよう」と、カープ優勝を喜び商店街に繰り出した市民らに訴えた。                                             (16.10.5)


 

 ■これから

     のこと    

■ 10月3日(月)には「3の日」行動、「アベ政治は許さな■  い」のスタンダップデモが行われます。

■  広島市では本通り電停青山前。午後0時30分から1時まで

■  です。大勢の皆さんの参加を呼びかけます

■      (県9条ネット、秘密法県ネット お知らせ)



 

30万筆の大台に到達

 

戦争法廃止 2000万人統一署名

 

 去年の11月から取り組んできた「戦争法の廃止を求める2000万人統一署名」の広島県集約分が16日午後、30万筆の大台に到達しました。6月末の第一次集約後も街頭や職場、地域で続けてきた署名活動の結果です。7月以降、全国で集約した署名とともに、今月26日から始まる臨時国会に提出されます。これまで広島県内で取り組まれた署名の正確なデータはありませんが、平和を求める運動のなかでは有数の署名数と思われます。

 酷暑のさなか奔走された皆さん、お疲れさまでした。                       (16.9.16)



戦争法強行から1年 

 

9・19街宣と市民討論集会

 

 戦争法が強行採決されてから19日(月・祝)で1年となります。南スーダンでのPKOで、陸上自衛隊に施行後初の任務が与えられるなど、戦争法は本格的な運用に向け新たな段階に入ります。19日には東京で「強行採決から1年!戦争法廃止!9.19国会正門前行動」が行われるほか全国で行動が予定されており、広島でも、街頭宣伝と市民討論会が行われます。

 

 ●街頭宣伝は、午後2時から3時まで。広島県9条の会ネット・秘密法廃止!広島ネットが広島市八丁堀福屋前、1000人委員会が本通り電停前です。8月とは担当場所が入れ替わりますのでご注意ください。 

 ●街宣のあと午後4時から、4人の呼びかけによる「市民自由討論会」が平和記念資料館地下会議室(1)で開かれます。
 戦争法強行1年。新たな改憲の動きに、私たち市民はどう対していくか。1年間の動きを振り返りながら、今後の運動の課題、運動の進め方など、自由に意見交換したいと考えます。4時から、2時間程度の討論会を予定しています。
 つどいの名称は「憲法と平和問題を考える市民のつどい」。100人以上は入れる広い会場です。多くの方のご参加をお待ちしています。
 この「つどい」の呼びかけ人は、山田延廣(弁護士・秘密法廃止!広島ネットワーク共同代表)、石口俊一(弁護士・県9条の会ネットワーク事務局長)、沢田正(日本ジャーナリスト会議広島支部事務局長)、難波健治(日本ジャーナリスト会議広島支部代表幹事)の皆さんです。

 

 戦争法廃止を求める「2000万人署名」は9月13日現在、29万9521筆となっています。

                                                 (16.9.14)

 


<署名情報>ただいま 29万8618筆

 

 2000万人署名は29万8618筆となりました。署名活動は9月19日に終了します。

 集まった署名は下記の事務局に送ってください。今月下旬スタートと言われている臨時国会に提出します。

 よろしくお願いいたします。

        (署名の送付先)

             〒730ー0805 広島市中区十日市町1-5-5 坪池ビル2F 

                          日本ジャーナリスト会議広島支部内

                         ストップ!戦争法! ヒロシマ実行委員会

                                                  (16.9.5)